築地場外市場とは？
かつては、中央卸売市場の機能を補う存在だった築地場外市場。豊洲に中央卸売市場が移転した現在も、食料品や調理器具など、食に関するお店が約400店舗揃う専門店街として、卸売業者や料理人などのプロから頼りにされています。また、国内外から多くのゲストが訪れる、人気観光地でもあります。
１．魚河岸三代目 千秋「本日のおすすめ丼」
築地場外市場の賑わいから少し外れた路地に佇む、カウンター10席のお店「魚河岸三代目 千秋」。こちらでは、料理長が毎日豊洲市場に通い、魚の熟成期間を考えて仕入れる四季折々の鮮魚を職人の目利きと真心で、素材が持つ本来のうまみを引き出すそう。気さくに出迎えてくれるアットホームな雰囲気も心地よく、ファンになって常連客になるお客様も多くいるそう。ランチは丼がラインナップされ「本日のおすすめ丼」（1,200円）は、マグロと旬魚によるコストパフォーマンス満点の丼料理。旬魚は写真のヒラメやアジ、タイ、ヒラマサなどその日おすすめのものを使用しています。また、数量限定の「千秋丼」（1,000円）も人気で、生しらすやニシンのたたき、ワラサの炙りなど、こちらも旬や仕入れで内容が異なります。ランチのすべてのメニューにねぎま汁がついているのも嬉しいポイント。夜は「おまかせ」（6,000円）の魚コースのみで前日までに要電話予約。
魚河岸三代目 千秋
東京都中央区築地4-7-5
電話：03-3549-3334
営業時間：11:30～14:00（LO13:45）、17:30～22:00（LO21:00）、土曜11:30～14:00（LO13:45）、17:30～21:00（LO20:00）
定休日：日曜・祝祭日
２．てっか屋 樋栄「本てっか」
「てっか屋 樋栄」は、その名の通り鉄火丼の専門店。全国から豊洲市場に集まる新鮮で上質なマグロが、リーズナブルにいただけるとあって評判のお店です。というのも、老舗のマグロ専門仲卸「樋栄」を母体としているから。冷凍せずに届く生マグロを市場で1本丸々仕入れ、解体、切り分けたフレッシュな「樋栄」のマグロを使用しており、その時々で産地は異なるものの、本マグロを中心に、インドマグロやメバチマグロ、キハダマグロなどがメニューに登場することもあるそう。中でもおすすめなのが、赤身と中トロの両方が堪能できる「本てっか」（2,500円）です。注文が入ってからカットするマグロは厚切りで、計140gとボリューミー。生マグロだからこそ感じられるうまみや香りが存分に楽しめます。ほかにも、大トロと中トロがいただける「とろ本てっか」（3,800円）や「上赤身てっか」（2,300円）など、部位ごとにことなる丼がラインナップ。
てっか屋 樋栄
東京都中央区築地6-26-1小田原橋棟3F 魚河岸食堂内
電話：03-6264-3455
営業時間：10:00～16:00（売り切れ次第終了）
定休日：市場休市日
３．北海番屋「五色丼」
大正13年に築地で創業した「北田水産」は、北海道産の鮭や魚卵を中心とした北洋物の卸問屋。その直営店として2009年にオープンした「北海番屋」は、セルフの網焼きや海鮮丼、刺身のほか季節のアラカルトが揃います。食材は自社が扱うものはもちろん、豊洲市場や築地場外、産地の北海道から取り寄せるなど、魚のプロの目利きでより良いものを厳選。さまざまな魚介がいただけるとあって昼夜客が集うこちらで、ほとんどの客が注文するのが海鮮丼です。「いくら丼」（3,300円）や「北海三昧丼」（4,400円）など全20種の中でも人気なのが、満足感のある5種の具材がのった贅沢な逸品「五色丼」（3,740円）。プチプチとはじける食感と濃厚な旨味が広がる自社のいくらのほか、上品な甘味の北海道産のうに、専門卸しで買い付けたカニやサーモン、マグロがたっぷり。酸味と塩気がありつつもまろやかな酢飯が、それぞれのおいしさを引き立てています。
北海番屋
東京都中央区築地4-14-16
電話：03-5148-0788
営業時間：火・木～土10：00-15：00（フードLO14：00、ドリンクLO14：30）・17：00-21：00（フードLO20：00、ドリンク20：30）、日曜・祝日10：00～15：00（フードLO14：00、ドリンクLO14：30）
定休日：月曜・水曜
